「すてきな和服を問屋価格で提供する。
お客様が入りやすく、付加価値と関係性を大切に、
5者(社員・取引先・お客様・地域・家族)を幸せにするいい会社となる。」
当社は、現在66期目。ヒトならば還暦を超えておりますが、会社に寿命はありません。
(今井田甚一が1927年:昭和2年に、丁稚奉公を終えて独立してから、創業91年目です。)
積み重ねた年月を、会社の個性として醸成しつつ、
さらに羽ばたいていけるよう、当ホームページを作成しました。
模索しつつの、自作ですので、至らぬ点多いかと思いますが、
色々とご指導頂ければ幸いです。
HPの個別目標
①既存のお客様との関係性強化。
②自社HPを作成することで、三陽を見つめ直す。
③離れた場所のお客様へも、お値打ちに商品を提供する。
(ネットの長所を活かして、気軽に品定めや買い物ができる。)
④ポイントや最低購入額等を設けず、税込み・送料無料の正直な販売。
呉服屋さんて、怖い?!
お客様の第一声にいわれる質問。
普段、洋服ばかりの生活で、
キモノを着る機会は極端に減っています。
街中の呉服屋さんは入りづらいし、
ショッピングセンターの呉服店に入ると、
何か買わされそう・・・
見慣れていないものだけに、
値段と価値のバランスもわからない。
人口が減り行く中、
数少ないお客様に、群がる売り手。
着付け無料で敷居を下げたり、
下取りやリサイクルで掘り起こしを狙う他社。
会社の考え方は、それぞれですが、
「サッと入りやすいお店」
「しつこい勧誘などなく、専門的な説明が聞けて」
「ステキな商品が、お値打ちな価格」
「購入後も必要な時だけ、しっかりアフターサービス」
そんな『いい会社』にしていきたいと思います。
『いい会社』を目指す中で、今取組んでいるのは、
「ノルマなく、気楽に働ける環境」
「健全な財務、適切な在庫量」
(百貨店等は委託販売が主流ですが、適量の商品を自社保有し
在庫リスクをとって回転させていくことで仕入原価を下げています。)
「急成長ではなく、地道な日々の改善」
続けていくことで、花をつけ、いつか実に繋がる事を信じて。
今日も、少しづつ前へ進んでいきたいと思います。
先日、見学させていただいた伊那食品工業さん
当日の夜は興奮気味で文章がまとまらず、ちょっと時間を空けて投稿させていただきました。
事前に読んでいた塚越会長の著書。
いい会社をつくりましょう/塚越 寛
¥1,260
若いときに肺結核で療養されて、働ける幸せから、何事も与えられた職業が天職。
人件費は費用ではなく、幸せを求めて働く社員への労働対価。
利益とは、健康な事業活動の後に残るカス。
末広がりの永続的な安定成長を求め、急成長を戒める。
等など、独自の経営理念が書かれています。
そんな予習をして臨んだ塚越会長の講演。
(私の理解できた範囲の要約なので、乱文すみません。)
・創立20周年で松下幸之助さんの著書を配ったが、
若い頃、知識として得た物が年月と共に発酵され、知恵となっている。
・受験勉強の記憶力重視は、知識の勝負に過ぎない、
時代と共に知識は変わっていく、本当に必要なのは知恵。
・知恵を得ていくには、哲学が必要であり、現代の社会は哲学がない。
昔、一校に藤本操という考え抜いて自殺した学生がいたが、考え抜くとは苦しい。
しかし、物事は考え抜かねば、知恵を得ることはできない。
例えば、「立派」とはなにか?
①人に迷惑を掛けない、②人の役に立つ、③社会や国の役に立つ。
これら言葉の意味を考え、共有することが教育の本質。
・会社の成長の本質とは、売上の増大ではない。
人口減少、市場縮小の中、むやみに成長を図っても、競争相手を蹴落とすだけ。
人を蹴落とす社会に幸せはあるのか。
・では、どう成長するのか?
去年から今年少しずつでも良くしていく。
例えば、会社の空調を入れ替える。社員の快適が増す。やる気になる。
お金を回せば、景気にも貢献できる。
・かんてんブームの時、一時と思ったが、社員の声で増産した。
その結果、一気に売上が56億円伸びた。 (約150億→約200億円へ) しかし、一時の急成長は歪みを産み、その後停滞。
やっと、今期174億円まで復活してきた。
・ゆっくり成長していけば、改善の余地が多い。
例えば、10年前に急成長企業として雑誌に取り上げられた企業のうち、
今、何社が残っているだろうか。
マスコミは自分の見る視点の失敗を認めないが、
短期に急成長した会社は、永続することができない。
・会社は幸せを作るモノで、利益を目的としてはいけない。
売上-経費=利益+人件費となるべき。
(富山県のインテック:ナカオ社長の意見に同意)
・値下げは消費者の敵である。
値下げすることで、数を売らなければ利益がでない。
安売り競争で、牛丼250円になったが、誰が喜んでいるのか?
コストカットにより生み出された→誰かの犠牲により成り立っている。
結局、安売りとは弱者を困らせる結果となる。
・人件費の圧縮でパート従業員を使ってはいけない。
給料の上昇→社員のやる気→CS上昇→会社イメージ上昇→ブランド化
→安売りしなくても売れる→商品価格に対する信用力→利益率上昇の良いサイクルが産まれる。
・悪循環がわかっていて「安売り」がなくならない訳
生物と同じで、種の保存の原理。社会は多様性により生き残る。
それぞれに差異がなければ、社会に活力が産まれない。
(美人美男ばかりの社会では、選択肢がなく、子孫を生み出す視点が産まれないはず)
・いい循環への分れ道には、原理原則が働いている。
古来より変わるものではない。例えば宗教の真理を古いという人はいない。
常に永遠の真理とは不変であるはず。
・人の幸せになる権利&義務は宗教からも覗える。
忘己利他の精神が大事であり、我利に進んではいけない。
社会から給付を待つより、自分が社会に何を提供できるか考えるべき。
例えば、著名な方が亡くなったとしても、葬儀で多く香典が集まれば、
寄付という使い方で社会に還元していく方法も考えられる。
・使い方で、どう結果が異なるか。 ただトイレ掃除をさせるだけではなく、常に綺麗にし、便器をキレイなモノのと考えさせれば、汚さない。
・会社も社会の組織も、すべて創業やできた当初ほ目的を明確にもっている。 しかし、時間が経つ毎に、目的を見失いはじめる。
その他、会社内部も井上社長や取締役の方々自ら会社を案内頂けて、
深く体感することができました。
(社内の写真撮影は、すべてOKとのこと。太っ腹な井上社長でした。)
機械メーカーに頼らず、独自に工夫した生産ライン
(自社で機械設備部門も保有されています。)
寒天を晒すのに大量の水を使うが、従業員が長靴を履かなくてもいいよう
改善された工場風景。
他にも多々教えていただいたので、
自分の中で消化していきながら、ブログに載せていきます。
リストラなしの「年輪経営」/塚越寛
*転載時に、画像が消えてしまったので、本文はアメブロをご覧下さい。http://ameblo.jp/sanyo-corporation/
iPhoneからの投稿
こんにちは♪
一月も後半に入り、就職活動の説明会も開催されているみたいです。
大学3年生の終盤から、周りが動いてくると
人生について色々考えますよね。
自分の話で恐縮なんですが、
思い返せば、十数年前・・・
会社経営に興味があって、経営学部を選んで上京したものの、
あっという間に時間が過ぎ、就職活動の時期に突入。
(Wスクール挫折し、持っていたのは普通免許&簿記3級のみ)
実家が呉服卸とはいえ、素人が継げるとは思えず。
(当時、卸の業態が苦しく、親も廃業するつもりだったとのこと。)
模索して、ゼミナール大会や各種バイト(証券会社の研修ビデオ撮影など)、 インターンシップ(コンタクトレンズ販売店)へ行ったものの、
今の三陽㈱で働いていて、 出勤時に空を見上げると、
空がより広く、青く感じられる瞬間、幸せだと感じてます。
さて、先日、入荷したハート柄の小紋。
仕入先の女性社員さんが企画した限定品。